「この本を買うかどうか迷っている。少し概要が知りたいな」という方向けに私が実際に読んでみた感想を踏まえてお応えします。
交渉の武器 交渉プロフェッショナルの20原則 とはライアン・ゴールドステイン著のダイヤモンド社より出版されているビジネス書です。
この本の著者ライアン・ゴールドステイン(Ryan S. Goldstein)はハーバード大学出身の弁護士で、アメリカの法律専門誌の「世界で最も恐れられる4つの弁護士事務所」に4度選出された、クイン・エマニュエル法律事務所の東京オフィス大方である。学生時代に金沢にホームステイした時に日本に惚れ込み、実績を積んだのち日本に移住し、主に日本企業の代理人として、海外企業との交渉・訴訟を行なっている。「日本企業の味方をすることで愛する日本のために貢献することが最大のミッションである。」と述べています。(本より抜粋)
上記の通り著者は日本に理解を示し、日本人との関わりも大きいため、誰もが知る日本の歴史上の人物や言葉を用いて説明してくれているので、文化の違い故に伝わりにくい というようなありがちなことがないのでわかりやすです。
では本の中身に入っていきます。
この本は、はじめに“交渉とはそもそも何か”から始まり、いくつもの交渉・訴訟を経験してきた著者が培った交渉の武器が書かれています。
- 交渉で勝つと言うことはそもそもどういうことか
- 絶対に譲れない一線「交渉決裂ライン」とは
- 戦略の練り方
などの『交渉の武器』が20項目に分けて書かれています。
この本を読むことで交渉とは何かを知り、その上で交渉の武器を学べるので日常のちょっとしたお願いや相談事からビジネスなどの大きな舞台でも役に立つような考え方を得ることができます。
本書は交渉術について書かれています。長年交渉に携わっている方からすれば当たり前な事であったり基本にあたる部分であったりすると思います。
しかし、「交渉どんな感じだろう?」「興味はあるけれど、どういうものなのかよくわからない」もしくは「これから交渉していくことになる」という方にはとてもおすすめです。
各項目でわかりやすい例や著者の体験が書かれているのでどのような場面で使えるのかをイメージしやすいからです!
もちろん経験者の方にも確認という点や振り返りに使えるという点でおすすめします。
ただ、この本に書かれていることは交渉術。”交渉の武器”とありますが、実はスポーツや勝負事などで活かすことのできる
駆け引きの極意
でもあるように思えます。
したがって、卓球や将棋などの場面でも応用できると思うので伸び悩んでいる選手にも読んでもらいたい一冊です。